先生へ -君に詠む愛の歌-
「あ♪これおいしい!」


「ほんとだぁ♪」


「僕にも下さい。」


「苦労したんだぞ!
 北海道でも人気で
 売り切ればっかで
 かなり探したんだぞ!」


貴臣さんを送る車の中

貴臣さんが苦労して

買ってきてくれた

じゃがポックルを食べた。

あとお願いしてた

バターサンドと

生キャラメルも

ちゃんとみんなに

買ってきてくれた。


臣君ってば

妙なところで

律儀だよねって

佳央が笑ってた。


たしかにそうかも。


「柚那。」


「え?//」


急に抱きしめられた。


「ちょっとぉ~
 後部座席で
 いちゃつかない
 でよぉ~(笑)」


「しばらく
 会えないんだから
 柚那三昧させろ。」


「恥ずかしいから
 やめてぇ///」


「ダメ♪」


結局、空港に着くまで

貴臣さんは私を

離してくれなかった。


こうして

貴臣さんは北海道へ

戻って行った。
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