先生へ -君に詠む愛の歌-
それから少しして

貴臣さんは帰っていった。



私ほんとに

愛されてるんだぁって

すごく実感できた。



私が不安になってるって

わかってて

ちゃんと会いにきてくれた。



何よりもそれがうれしかった。




貴臣さん。


私もう大丈夫だよ。


卒業式まで


いい子にして待ってるからね。




だから必ず迎えにきてね。



貴臣さんのおかげで


私は自分の運命


いつの間にかぜんぜん


怖くなくなってたよ。




貴臣さん


ありがとう・・・





愛しています



< 328 / 337 >

この作品をシェア

pagetop