先生へ －君に詠む愛の歌－

「それより柚那は？？
　なんか生徒会の人の
　話しとか聞いてたら
　楽しそうだし！
　集会とかで見るけど
　結構イケメン揃いじゃん！」


「まぁたしかに
　カッコイイ人多いなぁ」


「他人事って感じだ(笑)
　その様子じゃあいないんだ？」


「・・・・いない。
　あ、そうだ。
　この前、コクられたよ。
　２年の人に。」


「マジ？！」


「うん。断わったけどね。
　佳央には話とかないと
　って思って。」


「・・・ねぇ柚那。
　もしかしてまだ
　直斗先生のこと・・・」


「違うよ。
　違うんだ・・・。
　・・・ごめん。
　もう少しだけ時間
　欲しい。ちゃんと佳央には
　話すから。だから・・・」


「いいよ。無理しなくて。
　ツラかったら無理に
　話さなくていい。
　柚那が苦しむのは
　私もツライから・・・。」


「佳央・・・ありがとう。」


「はぁ～次はテストだねぇ～
　ヤだなぁ～勉強キラーイ！」

明るく話題を変えようと

してくれる佳央。


ほんと大好き。