先生へ -君に詠む愛の歌-
*****佳央視点*****

「ねぇ、佳央どっちにする?」

斜め前の席の柚那が

話しかけてきた。


「んーどうしよう・・・。」


「なんか音楽って人気
 ありそうだよねぇ~。
 佳央と一緒になりたいから
 どっちでもいいなら
 古典にしちゃって
 一緒になる確率あげとく?」


たしかにそれもそうだな~。


さすが柚那、頭の回転はやいなぁ。


「だね♪そうしよっか♪」



私も柚那も第一希望を古典で

プリントを提出した。


発表はテスト結果とともに

廊下に貼り出されるらしい。


柚那と一緒になるといいな♪




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