先生へ -君に詠む愛の歌-
*****佳央視点*****

2日後。

「柚那、テスト順位
 貼り出されたみたいよ?
 見に行く??」

「んー今って
 人いっぱいでしょ~
 もう少し後でいいや。」


それもそうか。

「佳央が行きたいなら
 付き合うよ?」

にっこり笑ってる柚那。


柚那ってほんと美人。

私と違って背も

高すぎず

低すぎず。

髪は長くて

キレイなサラサラ。

これぞ日本人!って

感じの黒いツヤのある髪。

笑顔は気を抜くと

私までテレてしまう時がある。

自慢の親友。


「どうしたの佳央?」


「あぁ、ごめん
 ぼーっとしてた(笑)」


「次、移動教室の授業だから
 その帰りにでも
 発表見ようか?
 選択のクラス分けは
 気になるもんね?♪
 教科書も買いに行かなきゃ
 ならないしー。」

「そだね♪」


ほんと・・・

頭の回転はやい・・・。

次々にしなきゃ

ならないことがパパパッと

浮かんでくるみたい。

私には到底ムリなことだ。

柚那、お世話になってます(笑)



 
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