先生へ -君に詠む愛の歌-
*****佳央視点*****

テストの結果を見に行く。

まぁ見なくてもわかりそうな

順位だけど・・・。

この学校に

柚那より頭のいい人なんて

いるんだろうか・・・。

そこはちょっと気になるところ。



私の順位は・・・割愛!(笑)


「あ、やっぱり
 柚那がトップだ(笑)」


からかうように柚那に言った。


柚那は順位表より

選択授業のクラス表で

私たちの名前を探してた。

「ん?あぁ、
 成績は悪くなければ
 それでいいよ。
 それより私たち
 無事、古典に入れたみたい♪」


うれしそうに私に笑顔をむけてくる。

釣られて私も自然と笑顔になる。


「ほんと?!
 よかった♪
 じゃあ帰りに
 教科書買って行こうか♪」

「そうだね!
 あ、私今日生徒会だ!」

「えーそうなのぉー?
 じゃあ明日にする?」

「ごめん佳央!
 明日のお昼休みにでも
 いこ?」

「わかったよ♪
 じゃあ行こっか!」


私たちは教室に戻って行った。


 

< 46 / 337 >

この作品をシェア

pagetop