先生へ -君に詠む愛の歌-
「柚那~?
 ちょっとこの前の
 議事録で教えて欲しい
 ところがあるんだけど?」

壬生先生が少し遠くから

呼んで、返事も待たずに

準備室に行ってしまった。

「え?あ、はい!
 すいません先輩!
 お疲れ様です!」


先輩に頭を下げて

荷物を持って急いで

準備室に向かう。


「久世君一緒に帰ろ♪」

とかって副会長たちが

キャーキャー

騒いでるのだけが

後ろから聞こえた。
< 57 / 337 >

この作品をシェア

pagetop