先生へ -君に詠む愛の歌-
放課後。

私は生徒会室に向かった。

生徒会室には

久世先輩と壬生先生がいた。


なんか壬生先生が

久世先輩に必死に

何かを言って机に

突っ伏してしまった。

「おー柚那ちゃん
 お疲れ~♪」

久世先輩が元気よく

出迎えてくれた。


「お疲れさまです。」


ニッコリ笑って

書記用の席につく。


「なー柚那ちゃん!
 聞いてやって?!
 明宏がさぁ~」


「明宏??」


「あぁ、美輪(笑)」


「あぁ、はぃ(笑)」


「納得するとこではないぞぉ!(笑)」


久世先輩の横の席で

突っ伏していた壬生先生が

頭を上げて私に抗議する。
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