先生へ -君に詠む愛の歌-

スーツ

放課後は

生徒会の方で

時間がほとんど

潰れていった。


クラスの方には

全然顔出せてない。


申し訳なく思いながらも


生徒会の仕事に


追われる毎日。


今日も例外ではなく


生徒会室で


仕事をしていた。


コンコン。

「はい!」


生徒会室には私しか


いなかった。


まぁ奥の準備室には


壬生先生はいるのだけれど。


先生も閉じこもったきりで


相当忙しそうにしてる。


「失礼しまーす。」


「佳央!♪
 どうしたのぉ~??」


思わずうれしくて


入り口まで駆け寄った。


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