先生へ -君に詠む愛の歌-
佳央の後ろには

同じクラスの

長谷川さんがいた。


大人しい感じの

小さい女の子。

佳央といると

余計に小さく見えるなぁ。


「なにかあった??」

佳央に聞く。

「柚那のスーツの採寸
 したいって♪」

「あぁ、そっか。
 ごめんねー
 わざわざ来てくれて~
 とりあえず入って」


二人を生徒会室に

招き入れた。

「あとは藤里さんの
 採寸したら終わりだから」

「佳央も採寸終ったんだ?」

「終ったよ♪
 あとは柚那だけ
 って言うから連れて
 来ちゃった♪」

「あーほんとごめんねー。
 なかなかクラスの方
 いけなくって。
 じゃあ早速採寸して
 もらおうかな。
 どうしたらいい??」

「えーと、ある程度は
 脱いで欲しいんだけど・・・
 ココって人くるんじゃない??」

あ・・・たしかにきそう。


「ん?どうしたぁ??」


奥からタイミングよく

壬生先生が出てきた。


「・・・脱いでなくて
 よかったね(笑)」

佳央はそう言って

長谷川さんと笑ってた。


たしかに・・・(笑)





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