先生へ -君に詠む愛の歌-
先生は引き出しから

袋を取り出し

中から数本のネクタイを

机に広げた。

「どれがいい??
 あーダサイとか言うな?
 オジサンをイジめるもん
 じゃあない(笑)」

「お年寄りは大切に・・・。


 ですよね?」


ニヤって笑って先生を見る。


「そうだ。」

先生もニヤって笑って私を見る。


それを見て佳央は爆笑してた。


机に広げられたネクタイは

ぜんぜんダサいなんて思わない。

むしろオシャレなほうだと

私は思う。

スーツの色は

ダークグレーだと

聞いている。

それを考慮して

先生と佳央と私で

相談しながら

どれにするか決めた。


先生ってセンスはイイみたい。





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