先生へ -君に詠む愛の歌-
*****壬生先生視点*****
なるべく1年B組の近くを
重点的に見回る。
さっき柚那のクラスの前を通った。
まぁちょっと安心した。
柚那のまわりが
女の子だらけだったから。
メイドカフェの反対みたいなもんだから
女性が多いんだな。
ほんとよかった。
「壬生先生!」
振り返ると田元がいた。
「ん?おぉ!
男前!どうした?(笑)」
からかって言ってみた。
「ははは!柚那人気あるんですよ~?」
ニヤって笑って俺を見てる。
なるほど。なかなか鋭いらしい。
「田元も充分人気あったじゃないか。
さっき囲まれてたし。」
「あーちゃんとチェック
してたんですねぇ?」
まだ田元はニヤニヤしたままだ。
「ちゃんと悪い虫がつかないように
みといてくれよ?」
「んー・・・
正直、私的には先生は合格だけど
今はまだムリかもしれないですね。」
そう言った田元は
少しまじめな顔で悲しそうに言った。
「ん?どういうことだ??」
「想像以上に・・・」
2人で沈黙してしまった。
ん?向こうから柚那が
走ってきていた。
「後ろに柚那が・・・」
そう言いかけた時
「臣(おみ)ーーー!!」
って、柚那が叫びだした。
俺の学生時代からの呼び名。
思わずおどろいて
赤面してしまった。
「あーごめんごめん!
今行くよー!」
なぜか田元が返事をした。
「今、源氏名が臣なんです♪
あ、先生顔赤いですよ?」
またニヤっとする田元。
お前鋭すぎ・・・。
「その名にかけて
ガンガン稼いでくるように!」
そう言って、咳払いをしながら
その場を立ち去った。
今朝といい、さっきといい
もう俺は
自分の気持ちが暴走するのを
抑えるだけで精一杯だ。
*****壬生先生視点終了*****
なるべく1年B組の近くを
重点的に見回る。
さっき柚那のクラスの前を通った。
まぁちょっと安心した。
柚那のまわりが
女の子だらけだったから。
メイドカフェの反対みたいなもんだから
女性が多いんだな。
ほんとよかった。
「壬生先生!」
振り返ると田元がいた。
「ん?おぉ!
男前!どうした?(笑)」
からかって言ってみた。
「ははは!柚那人気あるんですよ~?」
ニヤって笑って俺を見てる。
なるほど。なかなか鋭いらしい。
「田元も充分人気あったじゃないか。
さっき囲まれてたし。」
「あーちゃんとチェック
してたんですねぇ?」
まだ田元はニヤニヤしたままだ。
「ちゃんと悪い虫がつかないように
みといてくれよ?」
「んー・・・
正直、私的には先生は合格だけど
今はまだムリかもしれないですね。」
そう言った田元は
少しまじめな顔で悲しそうに言った。
「ん?どういうことだ??」
「想像以上に・・・」
2人で沈黙してしまった。
ん?向こうから柚那が
走ってきていた。
「後ろに柚那が・・・」
そう言いかけた時
「臣(おみ)ーーー!!」
って、柚那が叫びだした。
俺の学生時代からの呼び名。
思わずおどろいて
赤面してしまった。
「あーごめんごめん!
今行くよー!」
なぜか田元が返事をした。
「今、源氏名が臣なんです♪
あ、先生顔赤いですよ?」
またニヤっとする田元。
お前鋭すぎ・・・。
「その名にかけて
ガンガン稼いでくるように!」
そう言って、咳払いをしながら
その場を立ち去った。
今朝といい、さっきといい
もう俺は
自分の気持ちが暴走するのを
抑えるだけで精一杯だ。
*****壬生先生視点終了*****