先生へ -君に詠む愛の歌-
それから冬休みに入って


佳央と遊ぶ以外には


特に予定もなく


のんびり過ごした。


部屋でぼーっとしてても


無意識に


壬生先生からもらった


ペンをながめていたり


手にとっていたりした。


頭で考えるより


体が勝手に動いちゃってる。


ダメだな・・・。


日記を胸に抱き


そっと唱える。




私は誰も好きになりません。






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