先生へ -君に詠む愛の歌-
*****壬生先生視点*****


今日はクリスマスイブか。


街に用があって出かけたは


いいけど、すごい人だ。


恋人か・・・。


ふと店先にならぶアクセサリーに

目がいった。


「何かお探しですか??」


店員が満面の笑顔で聞いてくる。


イブに男が1人アクセサリーを


見てれば必然的に客になるだろうな。


「いや・・・
 ん??その石は?」


店員はサッと取り出しながら言った。


「こちらはブルームーンストーンの
 ホワイトゴールドのピアスになります。
 ブルームーンストーンの中でも
 上質のロイヤルブルームーンストーンと
 言う石の種類になりまして~~」




永延と説明が続く・・・。









買ってしまった。


何やってんだ俺・・・。





けど・・・

神秘的な輝きのブルーが

とてもキレイで・・・





柚那に似合うと思ったんだ・・・。




柚那はピアスホールなんて


開いてないんだけどな。





家に着いて


渡されることのないプレゼントを


そっとテーブルの隅に置いた。


*****壬生先生視点終了*****
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