先生へ -君に詠む愛の歌-
冬休みも終わり

新しい年になった。


もう卒業の時期。



吉岡先輩たちは


今日


この学校を卒業していく。



卒業式の準備などで


生徒会の仕事に追われていた。



卒業式も無事終わり


体育館の後片付け。


近くの久世先輩に話しかけた。


「吉岡先輩、卒業ですね。
 寂しくなりますね。」


「んー 俺には柚那ちゃんが
 いるから大丈夫♪」


久世先輩はニコって笑って

私の持っていたイスを奪って

行ってしまった。

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