電子警察官AKI ~3日間の命~
○解除
小林はフィルターを解除した。
時間は掛かったが、これはもう仕方無い。
「後の処理は…お前の役目だ、AKI」
『はい、博士』
「ふぁあ~…俺はもう寝るぜ~柊~」
「あぁ、悪かったな起こして」
「良いってことよ~じゃあなぁ~」
小林は手を振りながら実験室を出ていった。
さぁ、作業に戻るぞ。
まずは剥き出しになった相手のソフトウェアを探る事からだ。
「AKI、相手の電子回路に侵入出来そうか?」
『お答えします。フィルターの解除により電子回路の潜入がスムーズに行われました』
「よし、ではそのまま相手の情報を搾り取れ。わかった情報は逃さず記録しろ」
『了承しました』
画面からAKIの姿が消えた。
私もデイバスドライバーの接続に移る。
少しでも相手にこちらの情報を渡す訳にはいかない。
なんとかこの場で食い止めなければ…。
壊さんばかりに打つキーを早める。
ウィルスに侵されたファイルを一つ残らず消去していく。
私の貴重な記録…AKIの今後の課題データが消えてしまう。
見ていて気持ちの良いものではない。
残念だが、こうするしか他がないのだ。
時間は掛かったが、これはもう仕方無い。
「後の処理は…お前の役目だ、AKI」
『はい、博士』
「ふぁあ~…俺はもう寝るぜ~柊~」
「あぁ、悪かったな起こして」
「良いってことよ~じゃあなぁ~」
小林は手を振りながら実験室を出ていった。
さぁ、作業に戻るぞ。
まずは剥き出しになった相手のソフトウェアを探る事からだ。
「AKI、相手の電子回路に侵入出来そうか?」
『お答えします。フィルターの解除により電子回路の潜入がスムーズに行われました』
「よし、ではそのまま相手の情報を搾り取れ。わかった情報は逃さず記録しろ」
『了承しました』
画面からAKIの姿が消えた。
私もデイバスドライバーの接続に移る。
少しでも相手にこちらの情報を渡す訳にはいかない。
なんとかこの場で食い止めなければ…。
壊さんばかりに打つキーを早める。
ウィルスに侵されたファイルを一つ残らず消去していく。
私の貴重な記録…AKIの今後の課題データが消えてしまう。
見ていて気持ちの良いものではない。
残念だが、こうするしか他がないのだ。