電子警察官AKI ~3日間の命~
○改良
「さて、早速だが明日にお前を世間に公開する」
『詳しい日時を教えて頂けますか?』
「明日、6月27日の13時からになっている」
『コンピュータースケジュールに入力します』
「私がお前のデータを持っていくのだから必要ないと思うのだがな…まぁ、勝手にしろ」
ついに明日こいつをお披露目か…。
果たしてお偉い方のお気に召すかな?
見た目はバッチリだと思うのだが、何しろこの無愛想ぶりが心配だ。
シャレの一つでも言えるならまだしも、試験的に造られたただのAIだからな。
…少し、感情プログラムを改良するか…。
『博士、質問があります』
「なんだ、質問することを許す」
『博士は今、僕に何をしているのですか?』
「お前の感情プログラムを改良している。あまり弄くるのもあれだが、お前は少し無愛想過ぎる。このままではあいつらに気に入ってもらえないぞ」
『警察官には、人々に気に入られる必要があるのですか?』
「さぁな、気に入られると言うよりも、信頼性に関わる仕事だ。只仕事ができるだけてではあまり警察官とは言えないだろう」
『了承しました。ありがとうございます』
私が答え終わると同時に、改良が終わった。
今のAKIのお礼は、確実に"ありがたい"という感情がこもっていた。
最も、私の手によって造られた"ありがたさ"だがな。
『詳しい日時を教えて頂けますか?』
「明日、6月27日の13時からになっている」
『コンピュータースケジュールに入力します』
「私がお前のデータを持っていくのだから必要ないと思うのだがな…まぁ、勝手にしろ」
ついに明日こいつをお披露目か…。
果たしてお偉い方のお気に召すかな?
見た目はバッチリだと思うのだが、何しろこの無愛想ぶりが心配だ。
シャレの一つでも言えるならまだしも、試験的に造られたただのAIだからな。
…少し、感情プログラムを改良するか…。
『博士、質問があります』
「なんだ、質問することを許す」
『博士は今、僕に何をしているのですか?』
「お前の感情プログラムを改良している。あまり弄くるのもあれだが、お前は少し無愛想過ぎる。このままではあいつらに気に入ってもらえないぞ」
『警察官には、人々に気に入られる必要があるのですか?』
「さぁな、気に入られると言うよりも、信頼性に関わる仕事だ。只仕事ができるだけてではあまり警察官とは言えないだろう」
『了承しました。ありがとうございます』
私が答え終わると同時に、改良が終わった。
今のAKIのお礼は、確実に"ありがたい"という感情がこもっていた。
最も、私の手によって造られた"ありがたさ"だがな。