恋色
キミ色

「こんばんわぁ」


桜が咲きかけた春の夜
キミに出会った。


「こんばんわ」
彼の名前は涼汰郎。
あだ名ゎ涼。
2年下の、小学5年生だった。
きっとあの時は気づかなかった。
彼をこんなにスキになるなんて…



かっこいい先輩がいる。

そんな理由で入部届けを出した。
入部してすぐに夜練があることを知らされた。
夜練があるなら、こんな部活入らなかったのに。
自由参加らしいけど、先輩達は毎日行ってるらしいし…
1年生が行かないなんて失礼。


でも、噂のイケメン先輩が見れるなら…

最初はそんな軽い考えだった。


でも、涼汰郎に出会って変わった。
涼汰郎はまじめで、横顔が恐ろしくかっこいい。
ミスをした時に笑う顔はかわいい。


真っ白な心のページは涼汰郎で染まっていく…
ときにはピンクに。
ときには青に。
ときには真っ黒に…




ねぇ、涼汰郎の心にりなはいるの?
涼汰郎のページに色を塗れるのはだれなの?




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