禁断レンアイ
「先輩っ!!!」
私は桜の木の下にたたずむ愛しい人の姿にむかって、いつのまにか叫んでいた。


「娑夜チャン・・・・。」




「私今でも猶斗先輩の事が好きです!!」
今なら堂々と言える!


彼は、少し驚いた顔をして、ゆっくり近付いてきて私を抱きしめた。
「せっ、先輩!?」
急な事で驚いて声をかけると、ゆっくり離してくれた。


「俺もお前の事、出会った時から好きだった。」
そう先輩は恥ずかしそうにいった。

いつのまにか流れていた涙。それは今までの悲しい涙ではなく嬉し涙。


「付き合ってくれる?」
彼は私に向かって右手を差し出した。
「はい!!」
そう言い彼の手の上に自分の手を重ねた。




「娑夜。」「猶斗。」と呼び合うようになるのはもう少し後のお話♪




禁断??そんなもの愛の前では無力なのです!!



                               END
            後書きもよろしくです☆
                   次のぺ―ジ  
                   






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