禁断レンアイ
猶斗先輩も一組なんだ・・・。

学活の時間、先生はさっそく『クラス対抗マッチ』の話をしていた。

聞いた話によると、私たち一組は、三年一組の人から、推薦されなきゃ出られないらしい。
一年もいるわけだから、推薦なんてされるわけがない。

そんなことを思っていると、女の子達の会話が聞こえてきた。

「三年生とだって~。楽しみ」

「霧島先輩は、誰選ぶんだろう?三年生は絶対参加でしょ。」

「選ばれてみたいねぇ~。」

ん~・・。なんか先輩は、やらなさそうだな・・・。

「暁 娑夜!!」

私は、急に自分の名前を呼ばれた事に驚いた。

「お前は、いったい何回俺に名前を呼ばせる気だ?」

見上げると、先生が怒り狂ったような顔をして、立っていた

「は~い。すみません。で、何の返事ですか?」

「おまえは、どっから聞いてないんだよ・・」

先生は、溜め息をつくと

「指名だ」
と、だけ言った。

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