きみといっしょに
それって、千鶴ちゃんが高野くんになっただけで
結局迷惑になるんじゃ…。
「あ、迷惑になるとかだったら考えなくていいよ」
高野くんはわたしの考えてることがわかったのか、そう言った。
「ていうかー…俺が結弦と一緒に居たいだけだしー…」
「え?」
高野くんの言葉にちょっと驚いて今までそらしていた目線を高野くんに向けると
高野くんの顔は少し赤くなっていて…。
「俺の言いたいことわかる?」
高野くんの言いたい…こと??
「わたしと一緒に行き帰りしたいってこと?」
「まぁ…それもそうなんだけど…」
と苦笑いして高野くんは自分の頭をガシガシと掻いた。