きみといっしょに
双子の恋愛事情
――――――
「髪よし、お弁当よし、教材よし
今日は完璧っ」
リビングでの朝のチェック終わり。
これでいつ高野くんが来てもOK。
『ピーンポーン』
「来たっっいってきます〜」
わたしは玄関に走る。
「結弦ちゃんっ、携帯は?リビングに起きっぱなしだったわよ」
「あ…お母さんありがと〜」
わたしって…毎日何か忘れてるよね…。
リビングに戻って携帯をポケットとに入れて
また玄関に走ってドアを開ける。
「おはよぉ高野くん」
「おはよう。今日は何を忘れたの?」
高野くんはクスクス笑って聞いてきた。
「何でわかっちゃったの??」