すべてはじめて

眉間にシワを寄せて考えていると俺の心を読んだみたいに圭一に思っていることを言われてしまった。



「ちゃんといたよ。学校にも毎日来てるし。まさかクラスの人の顔覚えてないの?まぁ俺も人の顔とか名前覚えるの苦手だけど」



桜井由稀は赤い縁の眼鏡をかけ、髪も少し長めの真っ黒ではっきりいって地味系だ。



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