すべてはじめて


俺はまだ桜井にあげるプレゼントが決められないでいる。




「まだ買ってないのかよ。せっかく俺が桜井の好きな色教えてやったのに・・・・一つでもなんか考えてんのかよ」




「・・・・」




なにも考えていないからなにも言い返すことができない。




「あ!桜井」




ボーっと前だけ見て歩いていた足を圭一の言葉に止められる。



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