I believe you☆
⑯進むべき道
「ただいま~。」
ハイテンションのまま家に着いた。
「鈴蘭。何か良いことがあったの??」
ママがあたしの態度を見て早速気づいた様子。
「空と付き合うことになったの。」
隠さず報告した。
「良かったじゃない。
たくさん愛してもらうのよ。
今度、家に連れてきてね!!」
ママは応援してくれると思う。
「お母様。おじょう様。
夕食の準備ができました。
お父様が、お呼びになられています。」
あたしとママは急いでパパのもとにむかった。
椅子に座り、ナイフとフォークを手に取った。
「食事をする前に鈴蘭に話があるんだ。」
いつになく真剣なパパの目がそこにあった。