I believe you☆


「おじょう様。おじょう様。
起きてください。」

あれ・・・
なんで、ピアノのところで寝てるの??

「朝、用事がありまして
学校の時間に間に合いませんでした。
申し訳ございません。」

学校の授業、始まってるじゃん。

あたしは、お風呂場に走った。
流れる水のようにあたしの気持ちも流してほしい。

制服に着替え、鏡を見ると
目が腫れていた。

アイラインを普段より濃いめにした。
アイシャドウでさらに腫れている目を隠す。

空から貰った香水をつけて準備完了。

急いで家を出た。

1時間目は終わっていて
2時間目の授業中だった。

よりによって、担任の先生。
運悪すぎ・・・

「鈴蘭、遅刻!!
何かあったの??」

女の先生で優しい。



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