I believe you☆
あたしの耳もとにより小声で空が言ったんだ。
「ただの寝坊じゃないだろ。」
あたしの気持ちに気づいてくれてた。
空はどうしてあたしを夢中にさせるの・・・
あたしと空の様子に不思議そうに蓮香が見ていた。
3時間目の授業を告げるチャイムが鳴った。
しかし、蓮香は席に戻らない。
先生が教室に入ってきたのを確認した。
「イッタァイ~!!」
蓮香がお腹を抱えた。
「先生!!
お腹痛いので保健室に行ってきます。
鈴蘭に連れてってもらいます。」
あたしは蓮香を支えて教室を出た。
「どうよ??
あたしの演技力は??」
蓮香は、満足そう。