I believe you☆
「鈴蘭、蓮香おはよう。」
「あっ、おはよう。2人とも。」
同じクラスの瑠奈と有紗があいさつしてきた。
2人は高校生になって、出来た友達。
「ドスッ・・・
痛ったぁ~」
あたしの頭にサッカーボール直撃。
「ゴメンッ!ゴメンッ!当てるつもりはなかっただよね。
フフフフッ~、ハハハハァ~」
イヤ、絶対わざとじゃんねっ。あたしの闘争心が沸いてきた。
そこまで、痛くはなかったけど。
教科書を手に取り、空の頭を叩いた。
ハイ、ドンマイってね。
「痛ったぁ!!オレ、強く叩いてねぇーじゃん。」
「空、痛がっちゃって!!」
あたしは、空の髪をグシャグシャにした。
「お前らほんと、朝から元気いいなぁ。」
「うるさいったらねぇ、唯??」
あたし達とは真逆に蓮香と唯は冷静だった。