I believe you☆
「はい。よろしくお願いします。」
ドアを丁寧に開けてくれた。
車の中で緊張し始める。
鈴蘭の家に行くのは夏休み以来だった。
ちょっと遠くからでも見えた家。
やっぱり、家大きすぎでしょ。
早速中に入ったら鈴蘭のお母さんが俺のところに来た。
「ようこそ。
よく来てくれたね。
鈴蘭から空くんのことはいろいろ聞いているわ。
じゃあ、私についてきて。」
俺は挨拶をするタイミングを逃した。
でも、鈴蘭が俺のことを話しといてくれたおかげで
緊張が和らいだ。
大きい部屋についた。
俺が椅子に座ったところで話し始めた。
「今日、鈴蘭から空くん宛に手紙が届いたの。
鈴蘭は今も空くんのこと大好きだと思う。
私達の手紙にも空くんのことばっかりだったから。
しっかり、勉強してるのかしら。」
俺宛の手紙を机の上に置いてくれた。