I believe you☆


「はい。よろしくお願いします。」

ドアを丁寧に開けてくれた。

車の中で緊張し始める。
鈴蘭の家に行くのは夏休み以来だった。

ちょっと遠くからでも見えた家。
やっぱり、家大きすぎでしょ。

早速中に入ったら鈴蘭のお母さんが俺のところに来た。

「ようこそ。
よく来てくれたね。
鈴蘭から空くんのことはいろいろ聞いているわ。
じゃあ、私についてきて。」

俺は挨拶をするタイミングを逃した。
でも、鈴蘭が俺のことを話しといてくれたおかげで
緊張が和らいだ。

大きい部屋についた。
俺が椅子に座ったところで話し始めた。

「今日、鈴蘭から空くん宛に手紙が届いたの。
鈴蘭は今も空くんのこと大好きだと思う。

私達の手紙にも空くんのことばっかりだったから。
しっかり、勉強してるのかしら。」

俺宛の手紙を机の上に置いてくれた。


< 131 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop