I believe you☆


「早すぎたかな」

椅子にすわった。
さっきから時間が気になってしょうがない。

時間が進むのを遅くかんじるけど・・・
心臓の鼓動は速すぎる。

それから、20分位たった。

そのとき、スーツケースをひき
笑顔の鈴蘭がこっちにやってくる。

2年前と変わらない鈴蘭。
髪の毛が前より短くなって、明るい色になっていた。

「空。」

俺めがけて走ってきた。

「空。ただいま。」

緊張MAX状態。
鈴蘭に会いたくて、会いたくてしょうがなかった。
俺は鈴蘭を力いっぱい抱きしめた。

「空?!」

鈴蘭はビックリしている様子。
俺の腕の中に鈴愛しい人がいる。

真実か確認したい。

抱きしめていた手を離そうとした時・・・

「まだ、離さないで!!」

予想外の言葉が返ってきた。
ただ、嬉しくてたまらない。

2年間離れていて思ったことがある。
離れている時間が長いほど、余計に鈴蘭が
恋しくなったり、好きだと気づく。

鈴蘭のことが好き過ぎて何て表現すればいいか
分からない。

好きって思う気持ちが俺の心を強くした。




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