I believe you☆
~鈴蘭 side★~
「もう、限界疲れた。」
あれからずっと空港から学校までの道のりを走った。
距離は短いけれど走ったから疲れた。
「空。走るの速すぎ。」
昇降口にようやく到着。
「俺、サッカーやってるし。
走るの速かった??ごめんね??」
そんな可愛く言われたら許しちゃうじゃん。
あたしは深く頷いてしまった。
学ランのポケットから携帯を取り出し
誰かに電話をかけている。
「もしもしっ。
あっ 唯??今どこの教室にいる??」
蓮香と唯に会うのも2年ぶり。
「俺達が1年生の時に使ってた教室に行く。」
再び手を握り、教室までの道を急いだ。
あたしは・・・
空と離れていた2年間
ずっと空が好きで、好きでたまらなかったよ。