I believe you☆
あたしの仕事が終わり、朝倉が運転している車の中。
着いたところはサッカースタジアム。
大きな、大きな野外のサッカー場。
「空~。
お疲れ様。」
いつものように
試合が終わった後は会いに行く。
大きい声で叫び、空の後ろから飛びついた。
「仕事、終わったの??
試合見れた??」
空があたしをそのままおんぶしてくれた。
まだ、ユニフォームを着たままだけどおかまいなし。
汗と香水の匂いが混ざりあっている。
空は昔からの夢を叶えた。
「さぁっ、帰ろっか!!」
あたしをおんぶして、ユニフォームを着たまま
帰ろうとした。
「さすがに、ユニフォームはまずいでしょ!!」
あたしを降ろし、ユニフォームをその場で脱ぎ
たまたま通りかかったチームの関係者の人に投げた。