I believe you☆


家に帰っても暇だったので
あたしはピアノのイスに座った。

ピアノは毎日弾いている。
いつものように深呼吸をして、弾き始めた。

「紅茶が入りました。」

近くにあるテーブルに焼きたてのようなクッキーと
紅茶を置いた。

「さすが。おじょう様。
私もおじょう様が弾く曲が大好きです。」

その時、「やっぱり」っと思った。

前から気になっていたこと。

朝倉があたしが1番好きな曲を弾いてる時
悲しそうで何かを思う目をする。

その理由は全然分からない。

けど・・・
時が流れるのにつれて知ることとなった
悲しくて、苦しい過去だった。
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