I believe you☆


車を走らせ10分。
咲々さんが暮らしているマンションに着いた。

外は蒸し暑い。さずか、8月。

朝倉には「後で連絡する!!」っと言って帰ってもらった。

エレベーターに乗って咲々さんの家の前に着いた。
インターホンを押すとすぐに女性がでてきた。

ホワイトボードと水性ペンを用意して良かった。
これで話ができるから!!

サラサラで長い髪、きれいな顔をした女性だった。
朝倉と同じぐらいの年だと思う。

【夜、遅くにすいません。風恩寺と言います。】

あたしは、ホワイトボードと水性ペンを咲々さんに渡した。

【風恩寺??えっ、風恩寺グループの娘さん??】

う~ん、どうしようっ。
ハッキリ「そう!!」と言うべきか、「違う!!」と言うべきか・・・

迷った結果

【イヤ。朝倉の友達です。】

咲々さんは家の中にあたしを手招きした。

部屋の中は、キレイに整頓してある。
白を基調とした、オシャレな部屋だった。

【あの・・・すいません。
あなたは瞬とどう言う関係ですか??】

持ってきた2つのコップを机の上に置き
あたしに文字が書いてあるノートを見せた。

「瞬って誰??」と思ったけど、朝倉の名前だ!!

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