I believe you☆
あたしの考えとは大違い。
咲々さんは、大人だった。
あたしは、立ち上がり玄関に向かった。
【今日は、急にすいません。
ありがとうございました。】
頭を下げた。
【また、来て下さい。】
笑顔であたしを見た。
「朝倉、終わった。
迎えに来て!!」
思いの外、早く来た。
「お帰りなさいませ。おじょう様。」
暑い夏の道を車で帰る。
「ねぇ、咲々さんって優しい人だねぇ!!
朝倉は、いい人見つけたよ。」
外とは逆に涼しい車の中。
窓から景色を眺めてた。
「はい。
ありがとうございます。」
「自分の気持ちに素直になって
伝えないといけないね!!」
それあたしのことだよ。
空に対する好きな気持ちが大きくなる一方・・・
伝えようと努力していない。
咲々さんは一歩踏み出す努力がある。
家に帰って、ベッドに倒れた呟いた。
「一歩踏み出す努力かぁ」
あたしの心の中にあるのだろうか・・・。