I believe you☆
赤より濃い「臙脂色」のユニフォームを着ている。
「空、臙脂色似合いすぎ。 」
もはや、あたしは空から目が離せない状態。
あたしの首には、太陽のひかりで輝いている数字の7のネックレス。
そして、空のユニフォームの番号も7番だった。
単なる偶然だと思う。
でも、この偶然でもあたしにとってすごく嬉しかったんだ。
「唯のユニフォーム姿もたまらなくカッコいいよ。」
あたしと蓮香は2人して、ボンヤリしながらニヤニヤしていた。
周りから見れば、気持ち悪いと思う。
後ろで「キャーキャー」悲鳴みたいな声が聞こえる。
「熊か何かが出たのかよ!!」って冗談を思いながら
後ろを振り向いた。
空と唯がいた!!
あたしのびっくりしてる様子に気づいた蓮香も
後ろを向いた。
みんなこっちを見ている。
唯は蓮香と2人で話している。
「来てくれてありがとう。」
空の笑顔に倒れそう。