I believe you☆


「もちろん。応援しに来ちゃた。」

あたしはカバンからスポーツドリンクを取りだして
空に渡した。

「おっ。ありがとう。」

空、カッコいい。改めて思ってしまう。

「この前、倒れたんだから無理しないでよ!!」

空が倒れたって聞いてすごく心配だったんだから。

「鈴蘭が来てくれたから大丈夫。
心配すんなっ!!」

あたしの頭に手を置いた。

急に心臓がはねあがる。

「しっかり、見てろよなっ!!
俺が全部守って、点はいれさせない。」

力強く、意気込んだ。

・・・って、あれ??
守るの??

ってことはDF(ディフェンダー)かぁ!!

「うん。ちゃんと見てるよ!!
時間大丈夫なの??」

「やっべぇ~。
試合終わったら鈴蘭のとこ行くから帰らないで待ってて!!

おいっ、唯行くぞ。」

走って戻ってしまった。

空、輝いてるよ!!眩しいくらい。

あたしは、完璧惚れている。

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