I believe you☆
⑬伝える自分の気持ち
マフラーをして、手袋を身につける季節がやってきた。
辺りは真冬の銀世界。
そろそろ、あたしの誕生日。
ワクワクな気分と心の中のモヤモヤが募る今年の冬。
あれから、蓮香と唯はラブラブ。
2人が毎日のように一緒に帰っているから
あたしも、空と2人で後ろから眺めなから帰る。
時が止まってほしいっと願うほど
この2人の時間が大好きで・・・
最近のあたしは、もうコクってもフラれるだけだと
諦めていた。
昨日、蓮香にあたしの空に対する気持ちを改めて伝えた時も・・・
マイナスのことだけが、頭をよぎる。
そんな、自分が悔しくて・・・
ダメになる。
蓮香は、あたしの心に強く言ってくれたんだ。
「何、最初から諦めてんの!!
ふざけんなっ。
こんな、鈴蘭見たくない。
諦めたら、本当に手にしたいっ思っても
一生、手にできないよ!!
鈴蘭は、一歩踏み出す努力も勇気もないわけ??」
あっ・・・
そっか・・・
あたしは、逃げてるんだ。
逃げてるだけじゃ、何も始まらないね!!
"一歩踏み出す努力"
"勇気の意味"
あたしは、しっかり踏み出すよ。