花とキミ*秋・冬
*空哉side
「ふー‥」
夕方の喫茶店で、男が2人。
向かい合ってるのって、
どう見えるんだろうか‥‥
それは、別にいいとして、
さっきから視線を感じるのは、
気のせいではない。
何で、こんなことになってんだっけ。
あれは、今から少し前‥
‥―――――――――――――
‥――――――――――
「あれ〜ハルナツちゃんは来たのに、
璃菜ちゃんと花菜ちゃんは来ないな〜」
窓の外を見ていた雷哉の声を聞いて、
俺も窓の外を見る。
「‥本当だな。」
珍しいな、大体4人一緒だったのに。
「あー!!」