花とキミ*秋・冬
「で、海谷に聞いたの?」
「うん‥年齢的に考えて従姉妹の可能性が
高いかなって思ったから、聞いたんだけど
従姉妹じゃないって。」
今でも、あの風景は思い出せる。
あんなに仲の良さそうな2人。
カップルとしか思えなかった。
「それで、私‥耐えられなくて‥
2番目かもしれない。と思ったら、
触られるのもダメになっちゃって‥
でも、私まだ、空哉くんが好きなの。
また私の所に戻って来てくれないかなぁ‥」
出来れば、今度は1番がいいなんて
思うのはわがままかな‥??
「大丈夫だよ、花菜ちゃんなら!」
「うん、ナツの言う通り!」
璃菜は、何か考え込んでるみたいだったけど
すぐに私を見て、
「大丈夫よ。」
と微笑んでくれた。