花とキミ*秋・冬
「やっぱ、気になるー??」
雷哉がニヤニヤし始めて、
こいつに聞いたのは間違いだったと思った。
「別に‥」
「ホントに素直じゃないなー」
わざとらしく呆れた顔をする雷哉。
「‥‥で、どうなんだよ。」
「それが、分かんないんだよねー
明日にでも聞いてみよっかー?」
「そこまでしなくていいよ。」
「そー?
まぁ、わざわざ誘ってきたんだから
付き合ってないんじゃないの??」
良かったじゃんーって言ってきた雷哉。
やっぱ、こいつは俺の気持ち分かってたか。
「あぁ‥」
「また、花菜ちゃんとのこと頑張れば?」
妙に真剣な顔をした雷哉。
「それか、ちゃんと話してみるとかさ?
そろそろ元気出してよ、
見てる俺も辛いんだよー?」
「あぁ、サンキューな。」
また、頑張る。か‥‥
ちょっと考えてみるか。