花とキミ*秋・冬
朋哉さんが、空哉くんに
腕を引っ張られて止まった。
「おーその様子だと、
ちゃんと我慢したんだ?」
「しましたけど?」
また分かんない会話が始まっちゃった‥
「花菜ちゃん、空哉に何もされなかったの?」
空美さんが不思議そうに聞いてきた。
「何もって‥例えば何ですか??」
「例えばねー‥あんなことやこんなことだよ、
花菜ちゃん♪」
朋哉さんが嬉しそうに話してくれた。
「あんなことやこんなこと‥??」
「親父、あんまり変なこと言わないでくれる?」
「そーよ、朋哉。
尚人さんに怒られるってー」
そんなことを話してるうちに
1階についた。