花とキミ*秋・冬
璃菜が近づいてくる。
自然、自然にだよ?
璃菜が一番鋭いんだから。
「‥花菜。」
「あ、璃菜〜おはよー。」
‥いつもと同じだよね?
「さっき‥海谷1人で私の前
歩いてたけど、今日は別々なの?」
「え‥そうだったの?」
ナツちゃんが声をあげる。
ハルちゃんも璃菜の後ろにいるよね。
よし‥スーっと大きく息を吸う。
「その事なんだけどね?
私‥空哉くんと別れたんだ。」
「「‥‥え?」」
ハルちゃんとナツちゃんの声が重なる。
「理由は?」
ただ1人冷静なのは、璃菜。
「‥何でだろうね。
やっぱり、合わなかったのかなぁ?」