月夜の訪問者
というか家の警備員なにやってるのよ全く

「悪いけど、私は産まれた時からこの家に捕えられてますけど」

それに加えなんでこんな変人にまで捕えられなきゃならない訳?

フッフッフ

と何やら笑いを押さえるかのように鼻で笑う雅

「何なんですか」

ムカつく

「相変わらず面白い女だ」

と私の手を握る

「何?」

急に引っ張られ外に、そして木の影に連れて行かれる

「今日、会いに来たのは賭けだった
お前の事を調べ、部屋まで解ったが三人部屋
お前以外に見つかったら会えなかっただろ?」

と、雅

「何の話しですか?」

意味が解らない
私と会ってどうしょうというのだろう
大体そんな賭け誰と

「賭けは俺の勝ちだお前は俺の物になれ」

はぁ?

「何言ってるんですか?そんな賭け、誰としたんです?私には関係無いでしょ」

この人、本当に何言ってんだか理解出来ない

「お前をお前と賭けたんだ」

「だからぁ何を勝手な事っ」

「じゃあ、またこんな月の晩に」

「あっちょ」

雅は、また壁を飛び越え外へと出て行った。

全く、なんだって言うの?
本当にイライラする人
< 7 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop