一つ屋根の下
部屋に入ると、電気が着いていて陸斗がベッドでスースーと寝息をたて眠っていた。
あたしは陸斗に近づいて起こそうとした。
陸斗の上から覆い被さるような体制になり、
「陸斗ー、ゴハンできたよー。」
と、読んでみる。
しかし一行に起きる気配がない。
もう一度、
「陸斗、起きろー!」
と、呼んでみるが反応ナシ。
こうなったら強行手段だ!と思い、陸斗にビンタしようと、陸斗の頬に掌をあてる。
朝の仕返しも兼ねて、思いっきりビンタしてやろうと思ったとき。