一つ屋根の下



どれくらい時間がたっただろうか。

あたしは、真っ暗な倉庫のような所で一人座って、声を押し殺して泣いていた。



言っちゃった。しかも、サイアクのタイミングで、友樹くんとのこともハッキリさせないままで。


ホントに、サイアクだ。


あたしは、そんな自分が情けなくて、自分のイラだたしさを陸斗にぶつけてしまって悔しくて、ただただ泣いた。





その時。





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