ダーツのススメ! ~あなたの心を射止めます!~
 

「そっか~良かったね!…あ、今日は残念ながら真弥いないんだよね」


ごめんね、と残念そうな表情の和希さん。


「!…いえ、別に真弥さんに用があるわけじゃないし…投げにきただけですもん!」


私はダーツをかざし、笑顔を作った。


「…そっか。まぁ、楽しんでいってよ!じゃあ、俺、仕事戻るね」


「はい!」


和希さんはヒラヒラと手を振って、カウンターの方に戻っていく。


私はホッとして、胸を撫で下ろした。


普通に話せた。


良かった…。

 
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