ダーツのススメ! ~あなたの心を射止めます!~
「…あ~そうだね。早く愛しの彼女と二人っきりになりたいもんねぇ?かわいいよなぁ真弥は」
「!」
いっ、愛しの彼女って…!
言葉だけで恥ずかしい…。
顔が火照ってくる。
「―――――親父」
「!」
真弥さんの発した言葉に、声を失った。
ま、待って…
今『親父』って言わなかった!?
こんなに若いのに、親父…!?
「あ、ヤベ。キレられる前に退散しよ…」
「あのっ、お二人の関係って…っ!?」
耐えきれずに聞いてしまった。
二人の視線が私に向く。
ドキィッ!
――うっ…迫力が…!