ダーツのススメ! ~あなたの心を射止めます!~
「はぁ~…」
私はカウンターに座った。
足をブラブラと動かす。
シーンとした空間。
店の中を見渡す。
いつも思うけど、ここって昼間開ける意味あんのかな…。
私何度も来てるのに、お客さんに一回も会ったことないし。
人が来ないのは火曜の昼だけとか?
にしては、ねぇ…。
私はカウンター机に腕を置いて、頭を乗せる。
そのまま目を閉じると、ますます孤独を感じてしまう。
…何か、ここに一人って寂しいかもしれないな…。
まぁ、あいつが『寂しい』なんて思うとは思えないけど……。
―――…。