ダーツのススメ! ~あなたの心を射止めます!~
 

真弥さんはそんな私を冷たい目で見る。


「…他人にものを頼む態度がそれか?」


「うっ…」


それもそうだ。


悔しいけど、しょうがない…。


私はゆっくりと口を開いた。


「お、教えてください…お願いぃ~」


私は顔の前で手を合わせる。


もう、バカにされるから教えてもらいたくない、とか考える余裕もなかった。


バカにされるの上等!


…とにかく、この状況を何とかしたかった。

 
< 97 / 217 >

この作品をシェア

pagetop